令和7年度 山近記念総合病院 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 2 19 29 60 139 301 624 542 135
【定義】2025年6月から2026年5月までの期間に当院の急性期病棟を退院された患者様を集計し、年齢階級別に10歳刻みで表示しています。なお、90歳以上はひとつの階級として集計しています。
【解説】当院は神奈川県の県西地区医療圏に属し、県西地区の東部地域においては唯一の急性期病院として診療を行っています。2023年より病院西棟の建設が始まり、2025年10月に完成し、新たに地域包括ケア病棟を開設しました。そのため急性期病棟の病床数の減少がありました。若干の患者数の減少があったものの、60代、70代の患者数が増加し、また消化器外科での虫垂炎、鼠径ヘルニア、乳癌等の入院で30代、40代の患者数の増加がみられました。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍(乳房切除術他)      63     9.71 9.76     0.00    63.21
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)      58     6.31 4.56     0.00    68.60
060035xx99x5xx 結腸の悪性腫瘍      36     3.06 4.36     0.00    64.25
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍(部分切除術)      34     6.18 5.44     0.00    62.79
06340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎      33     9.09 8.76     0.00    75.21
当院の外科では、消化器系、乳腺系での入院が主となっています。今年度は乳癌手術入院の件数の増加が目立ちました。鼠径ヘルニアの手術入院、大腸癌の化学療法目的入院も多くの件数があります。総胆管結石、胆管炎では緊急の処置での受け入れの件数も多くあり、緊急入院で対応しています。その他、結腸憩室炎、急性虚血性腸炎、急性虫垂炎等の緊急入院も多く受け入れています。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)      35    21.29 16.10     5.71 85.37
110310xx99xxxx 急性腎盂腎炎、尿路感染症      16    19.56 13.42     0.00 78.19
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎      13    37.08 20.49     7.69 86.08
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病     -     - 13.56     -     -
100380xxxxxxxx 脱水症     -     - 9.56     -     -
当院内科では、高齢者の肺炎、中でも嚥下機能の低下により起こる誤嚥性肺炎の入院、尿路感染症が多くあり、また脱水による栄養低下で体動困難状態となった患者様の受け入れも数多くありました。肺炎では平均年齢が昨年度より上がったことで、在院日数若干延びています。肺炎治療が着いた後、また脱水症で栄養摂取の難しい患者様においては状態が安定した後に、療養型や回復リハビリテーション病棟を持つ病院へ転院するケースも増えています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症(ステント留置術他)      34     4.12 4.12     0.00    76.91
050050xx9910xx 狭心症(心臓カテーテル検査)      26     2.04 3.10     0.00    75.81
050130xx9900x0 心不全      24    29.75 17.31     12.5    83.96
0502101xx97000x 徐脈性不整脈     -     - 9.57     -     -
0400802499x0xx 肺炎等     -     - 16.10     -     -
当院循環器内科では2026年1月に常勤医師の着任があり、入院患者数の増加がみられました。これにより、新たに不整脈に対する「経皮的カテーテル心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)」治療を行えるようになりました。心房細動の患者様に施行しています。これは、2026年3月からの開始のため、今年度には反映されていませんが多くの件数を施行しています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿骨の骨折(手術あり)      37    45.54 24.75    37.84    83.51
160690xx99x0xx99x0xxxx 胸椎、腰椎の骨折損傷      32    33.06 18.99     6.25    77.19
160760xx01xxxx 前腕の骨折(手術あり)      23    13.74 5.86     0.00    74.74
070230xx01xxxx 膝関節症(手術あり)      11    27.64 21.21     0.00    74.73
160700xx01xx0x 鎖骨骨折(手術あり)     -     - 5.65     -     -
当院整形外科では、今年度新たな医師の着任により大腿骨に対する手術入院に大幅な増加がありました。また、高齢者に多い腕の骨折、膝の関節症に対する手術入院も同様に増加となっています。年齢とともに骨がもろくなることで起こる胸椎、腰椎の圧迫骨折には、安静とリハビリテーションによる治療で対応しています。治療後、自宅復帰の前に、回復期リハビリテーション病棟のある医療機関への転院や、関連施設である介護老人保健施設「わかば」への入所対応も多くあります。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞      50    15.48 16.51    18.00    75.92
160100xx97x00x 外傷性慢性硬膜下血腫等手術あり     -     - 9.62     -     -
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血種JCS10未満     -     - 18.40     -     -
160100xx99x00x 外傷性クモ膜下出血等     -     - 7.84     -     -
010040x199000x 非外傷性頭蓋内血種JCS10以上     -     - 21.85     -     -
脳神経外科では、脳梗塞の症例が大きく増加しています。脳梗塞患者の年齢層は幅が広く30代での発症、入院の患者様も多くいました。主に脳保護薬としてのラジカットの投与で急性期治療を行っています。ほかに外傷性慢性硬膜下血腫、外傷性クモ膜下出血、脳内出血での入院もありました。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障(水晶体再建術)      185     3.12 2.47     0.00    77.22
眼科では、白内障の手術に対応した入院が主となっており、昨年度より件数の増加がみられました。白内障手術は入院せずに行う外来手術でも対応しています。入院では2泊3日で、入院日翌日に手術を施行、その翌日に術後の検査をし退院という形をとっています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍(前立腺生検)      35     3.00     2.45     0.00    73.66
110070xx03x20x 膀胱腫瘍(手術あり)      16     6.56     6.63     0.00    77.44
110200xx02xxxx 前立腺肥大症(手術あり)      10     8.80     7.77     0.00    73.00
11022xxx01xxxx 男性生殖器疾患     -     -     3.54     -     -
110310xx99xxxx 尿路感染症     -     -    13.42     -     -
当院泌尿器科は、2名体制を取っていましたが、年度途中で1名体制となったため、2025年度の入院患者数は減少となりました。2026年4月より新たに1名の医師
が着任しました。これにより、2026年4月以降は入院患者数、手術件数ともに増加がみられています。入院で多いのが前立腺生検での検査入院です。がん検診でPSA数値が高い場合に行われる検査で、これによる病理組織検査で悪性かどうかの判断が可能となります。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌     -     -      14     -     -     -       1       7
大腸癌      10      17      35      27      13      65       1       7
乳癌      41      43     -     -     -      22       1       7
肺癌     -     -     -     -     -     -       1       7
肝癌     -     -     -     -     -     -       1       7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【定義】2025年6月から2026年5月までに退院された5大癌と診断された患者様を、初発・再発別に集計しています。初発については進行度を表すStage別に分類してあり、退院件数が10件に満たないものは「-」と表示してあります。
【解説】今年度は大腸癌、乳癌でのStageⅠの件数が上がりました。初期段階での診断、治療入院が増えています。2025年10月から山近記念総合病院西棟に検診センターが開設しました。多くの患者様にがん検診を受けてもらうよう対応しています。がん検診の機会を持つことでがんの早期発見が可能となります。 
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症     -     -     -
中等症      33    19.00    80.33
重症      17    35.41    85.47
超重症     -     -     -
不明     -     -     -
【定義】2025年6月から2026年5月までに退院された成人(18歳以上)の市中肺炎の患者様について、重症度別に集計しました。市中肺炎とは、病院や施設で感染するのではなく、日常生活で発症した肺炎です。また、重症な肺炎とは、高齢者であること、意識障害、血圧低下、低酸素血症、脱水等の状態になってしまう肺炎とされています。
【解説】肺炎での入院は今年度は減少となっています。重症度の高い肺炎、中等度の肺炎ともに患者数は減少しましたが、中等度の肺炎患者様については、平均年齢が大きく上昇したこともあり、平均在院日数が長くなっています。高齢になるほど様々な併存疾患を持つようになるため、回復までに時間がかかるようになり、それが長期入院の要因となっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内      64    22.02    76.98    16.92
その他     -     -     -     -
【定義】2025年6月から2026年5月までに脳梗塞で退院した患者様の数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しています。脳梗塞を発症してから「3日以内(に受診)」と「その他(4日以降に受診)」について分けて計上してあります。
【解説】10件未満の件数については計上しないようになっているため「その他」は計上してありませんが、1件の患者数がありました。脳梗塞は脳に酸素を運んでいる動脈が詰まることで起こる疾患です。脳の動脈が詰まった状態が続くことで死んでしまう脳の細胞の範囲が広がってしまいます。急な意識障害や、麻痺、しびれ、呂律困難といった症状があった時には早期受診が必要です。早期に治療することで症状を軽くすることができます。今年度は昨年度と比べ患者件数の増加とともに、平均年齢の上昇があり、平均在院日数が若干延びています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩郭清をともなわないもの))      44     1.00     8.25     0.00    64.23
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩郭清をともなわないもの))      34     1.00     4.18     0.00    62.79
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)      32     1.00     3.88     0.00    67.03
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術      30     1.13     5.43     3.33    65.13
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア)      26     1.08     4.77     0.00    70.54
当院外科では、乳癌、鼠径ヘルニアの他に、消化器系の手術が主流となっています。この集計では手術の名称を細かく分けたものが載っていますが、乳癌の年間手術件数は108件となっています。乳癌の再建術は6件ありました。計上されている上位5位までの手術の他、大腸癌の摘出術、胃癌の摘出術等数多く施行しています。大腸癌の手術では、主に腹腔鏡下での手術を施行しています。腹腔鏡下での手術は開腹手術に比べて傷口が小さく、身体への負担が少なく、術後の回復も早くなります。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの)      20     0.85     7.25     5.00    76.15
K5463 経皮的冠動脈形成術(そのたのもの)     -     -     -     -     -
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術     -     -     -     -     -
K597-2 ペースメーカー交換術     -     -     -     -     -
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症)     -     -     -     -
当院循環器内科では、昨年度は狭心症に対するカテーテル治療が主な手術となっています。経皮的冠動脈ステント留置術、経皮的冠動脈形成術がそれにあたり、年間39件施行しています。2026年1月より新たに常勤医師の着任があり、件数は増加傾向にあります。また、3月より「経皮的カテーテル心筋焼灼術」の施行が可能となりました。これは不整脈治療のひとつで、心臓内の伝導障害などで起こる不整脈について高周波カテーテルで焼灼し、正常のリズムとなるようにする治療方法です。右内頚静脈(首の右側)から1本、右大腿静脈から2~3本の電極カテーテルを心臓内に配置して手技を行います。要する時間は個人差があり、1時間から4時間程度と幅があります。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0462 骨折観血的手術(前腕)      33     3.52    17.30     3.03    71.58
K0461 骨折観血的手術(大腿)      31     5.03    36.29    29.03    82.19
K0463 骨折観血的手術(足)      20     2.70    19.90     0.00    63.50
K0811 人工骨頭挿入術(股)      11     5.73    39.91    45.45    84.00
K0821 人工関節置換術(膝)      11     1.00    25.64     0.00    74.73
2025年度中に新しい医師の着任があり、骨折手術の件数が大幅に増加しました。当院での骨折手術のほとんどが高齢者の転倒によるものとなっています。転倒が原因で大腿骨の骨折、転倒の際に手を付いたことで起こる前腕の骨折が多くあります。術後はリハビリテーションをしっかりと行い、早期退院に務めています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭)       11     1.91    16.45     9.09    84.00
K1692   頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの)     -     -     -     -     -
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所)     -     -     -     -     -
当院脳神経外科では、比較的軽い頭部外傷でも起こりうる慢性硬膜下血腫に対する手術が多くあります。高齢者は転倒すると骨折だけではなく、頭部を打ってしまうことで硬膜下血腫を起こすことがあります。頭部を打った時には気付かなくても、時間が経った頃、頭痛や吐き気の症状がでることで受診され、診断されることが多くあります。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)      184     1.00     1.12     0.00    77.17
眼科の手術は、白内障に対して行う「水晶体再建術(眼内レンズを挿入)」が主な手術となっています。加齢により水晶体が濁り、視力低下や目のかすみ、まぶしさを感じるなど、見えにくくなった症状を改善するために行われる手術です。当院の白内障手術は、入院、外来のどちらでも受けることができ、患者様の状況や要望により対応しています。入院外来全体での手術件数は、昨年度の281件を大きく上回り、333件の手術件数がありました。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍(経尿道的手術)      17     1.12     4.71     0.00    77.00
K841-5 経尿道的前立腺核出術      10     1.00     6.80     0.00    73.00
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術     -     -     -     -     -
K8352 陰嚢水腫手術(その他)     -     -     -     -     -
K800-2 経尿道的電気凝固術     -     -     -     -     -
泌尿器科では2025年度は、医師の数が減ってしまったことにより、手術件数も減少となっています。2026年度では医師の着任があったため手術件数も大きく増加しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一     -     -
異なる     -     -
180010 敗血症 同一     -     -
異なる     -     -
180035 その他の真菌感染症 同一     -     -
異なる     -     -
180040 手術・処置等の合併症 同一     -     -
異なる     -     -
【定義】2025年6月から2026年5月までに退院された患者様のうち、播種性血管内凝固症候群、敗血症、真菌感染症、手術・処置等の合併症の4つの疾患の発生率について集計しています。「同一」とはそれぞれの疾患で入院し、主にその疾患の治療を行い退院となった症例で、「異なる」とは別の疾患で入院し、入院中に上記の疾患を発症し、その治療に資源を要した症例を表しています。年間の件数が10件に満たないものは「-」で表示しています。
【解説】播種性血管内凝固症候群、敗血症、真菌感染症、手術・処置等の合併症の4つの疾患の症例数は数件でした。手術・処置等の合併症については、術後の腹腔内膿瘍、吻合部狭窄、処置後の感染症、入院での観察では自然止血となっていた処置後の出血等がそれぞれ1件ずつありました。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
                      270                       260                      96.30
【定義】2025年6月から2026年5月までに退院された患者様のうち、期間中に肺血栓塞栓症発症のリスクレベル「中」以上の手術をした症例について、肺血栓塞栓症の予防対策として、弾性ストッキングの着用、間欠的空気圧迫装置の利用、抗凝固剤療法のいずれか、または2つ以上が実施されている症例の割合を集計しています。
【解説】当院ではリスクレベル「中」以上の手術においては、ほとんどが肺血栓塞栓症の予防対策をしています。内視鏡での手術、短時間で若年層の患者様については計上をしない場合があります。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
                      140                       131                     93.57
【定義】2025年6月から2026年5月までに退院された患者様のうち、期間中に血液培養の検査を実施したする際に、2か所の部分から血液を採取している件数の割合を集計しています。
【解説】血液培養は、一度の検査において培養の結果がより正確になるように、2か所の部位より血液を採取することが推奨されています。2か所からの採取が困難な患者様もおられますが、年々2セットの実施率は上昇しています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
                      143                        84                      58.74
【定義】2025年6月から2026年5月までに退院された患者様のうち、期間内に広域スペクトル抗菌薬を処方された患者様に対し、入院以降、その処方日までの間に実施された細菌培養同定検査の実施率を集計しています。
【解説】内科系の疾患では、以前より高い実施率でしたが、早期の抗菌薬治療を始めるにあたり、同定検査をせず投与を開始し早期回復となる症例も多くあり、実施率が低めではありました。しかしながら院内周知もあり、今年度においては昨年度比較で5%の上昇となっています。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
                    26,358                        36                       1.37
【定義】2025年6月から2026年5月までに退院された患者様の在院日数の総和のうち、発生した転倒・転落の件数を集計しています。
【解説】日本医療機能評価機構での、医療の質可視化プロジェクトにおける2024年度の集計において、DPC標準病院群の平均が3%を超えているという結果と比較すると、当院の発生率は低い数値となっています。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
            -             -             -
【定義】2025年6月から2026年5月までに退院された患者様の在院日数の総和のうち、発生した転倒・転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の件数を集計し発生率を計算しています。「転倒・転落によるインシデント影響度分類レベル3b」とは、濃厚な処置や治療を要した(バイタルサインの高度変化、人工呼吸器の装着、手術、入院日数の延長、骨折など)ものとなっています。
【解説】当院では、転倒・転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の症例の発生はありませんでした。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
                      499                       499                     100.00
【定義】2025年6月から2026年5月までに退院された患者様で、期間中の全身麻酔で予防的抗菌薬投与が実施された症例のうち、手術前1時間以内に予防的抗菌薬が投与された手術件数を集計しています。
【解説】予防的抗菌薬は、血液中の抗菌薬濃度が、手術開始時に最も高くなるように投与することが理想であり、「手術開始前1時間以内」に投与することが推奨されています。当院ではほとんどの場合、1時間以内に投与しています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
                    25,857                         8                       0.03
【定義】2025年6月から2026年5月までに退院された患者様で、真皮以上の損傷のある褥瘡が発生した患者数を集計しています。同一日での入退院、入院時すでに褥瘡のある患者様は集計から除外しています。
【解説】日本医療機能評価機構での、医療の質可視化プロジェクトにおける2024年度の集計において、DPC標準病院群の平均が0.1%を優に超えているという結果と比較すると、当院の発生率はかなり低い数値となっています。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
                     1,463                       242                      16.54
【定義】2025年6月から2026年5月までに退院された患者様で、65歳以上の患者様について、入院早期の栄養アセスメントの実施割合を集計しています。
【解説】】日本医療機能評価機構での、医療の質可視化プロジェクトにおける2024年度の集計において、DPC標準病院群の平均が80%を超えているという結果と比較すると、当院の実施率はかなり低い数値となっています。今後実施率の向上に向けての対応が必要となります。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
                    26,358                      2,481                       9.41
【定義】2025年6月から2026年5月までに退院された患者様の在院日数の総和のうち、身体的拘束のあった日数の割合を集計しています。
【解説】昨年度比較では、3%低い率となりましたが、「身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害が生じる可能性もあるため、生命・または身体を保護するため、緊急やむを得ない場合を除き行ってはならない」という観点から、身体的拘束の実施率0パーセントに向けて対応を検討し、取り組んでいます。
更新履歴
2026年9月25日
令和7年度の病院指標、医療の質指標を公開しました。